自分を守る

海外旅行で一番心がけないといけないことは「貴重品の管理」です。

いざというとき頼れるのはやはり自分自身

自分を守る

さて、海外旅行で現地にたどり着き、いくら周りの人が自分をケアーしてくれたとしても、いざというとき頼れるのはやはり自分自身です。世界中に日本ほど治安のよい国はないのですから、お年寄り達が家族の同伴なしに単独で旅行する場合などは特に、いざというときのための備えが必要です。

そうは言っても、そんなに身構えて厳重に武装する必要は全くありません。誰でもできる、簡単なことですが、これをやるだけで相当気分が軽くなると思います。ここでは経験と実証を伴った簡単な貴重品管理の工夫をお教えします。

海外旅行で一番心がけないといけないことは「貴重品の管理」です。一番の貴重品となるものはお金、パスポート、クレジットカード、航空券の4点ですが、万が一現地でこれら最貴重品に何らかの事故が起こってしまった場合も、日本や現地の旅行会社、現地ガイド、ドライバー、また、海外旅行保険などの会社も一切保障してくれません。自分で一切の責任を取らなければなりません。

パスポートや航空券、クレジットカード等、旅行中使用頻度のあまり高くないものは市販されている旅行用の腰巻型のシークレットバッグなどに入れて管理しても安全ですが、普段使う財布や身の回り品を管理するものまで腰巻シークレットバッグに入れて、その都度出し入れするわけにはいきません。

それらの身の回り品を管理する貴重品バッグですが、一般的に知られている常識として、まず、リュック型のもので、背中に貴重品を背負うのは大変事故が起こり易いです。人間は後ろに目がないので、混雑しているところなどで、知らないうちにリュックを開けられ、中身を抜かれる可能性があり、また、それに気がつかないという事態が発生するからです。

では、何がよいかということになりますが、日本の旅行情報などでは肩掛けかばんが一番だと言っていることが多いのですが、あえて、ベストというのならば、ウエストポーチ型のバッグを、腰ではなく、前側の胸の上で背負うことです。

肩掛けバッグを下げたり、ウェストポーチを腰に巻いた場合は、靴を履いたり脱いだりするとき、また、特に多いのがトイレに行ったとき、バッグを自分の体の後ろ側に回し用を足したあと、うっかり前側に戻すのを忘れ、口のチャックを開け放してあるのに気がつかなかったなどということがありますが、この「胸の上で背負うバッグ」はそういう「うっかり事故」が起きません。

また、常に両手が使える状態でいられる、バッグの口が常に自分の目の届く安全なところにあり、閉め忘れてもすぐに気がつくなどのメリットがあります。物忘れが激しい、目が悪いなどという事情を持ったお年寄りの方でも大変安全です。

この方法は高額の現金を持ち運ばなければならない、また、仕事上、危険な国にも滞在しなければならないというような事情を持つ報道関係者、記者なども取っている方法で、いちばんお勧めできます。

あと、常に使う現地通貨等を管理する財布は、2つ持つこと、1つは小金、もう一つはバッグの奥深いところに管理し、こちらには100ドル札のように大きなお金を管理するようにします。

そうすればうっかりバッグの口を閉め忘れて物を落としてしまったような場合でも、第一の小銭の財布は落としてしまう可能性は高いかもしれませんが、奥深い場所にある財布まで落ちてしまうというようなことは避けられるでしょう。これはスリ対策にもなり、スキを見てあなたのかばんに手を入れたスリは、まず、第一の小銭財布に手を出すでしょう。

最後に、このことはお年寄りばかりではなく、若い人にも一番注意してほしいことですが、食事などでホテルのお部屋を外出するとき、絶対に金目のものを部屋の中に置いていかないということです。

「これぐらいのハイクラスなホテルとなれば、セキュリティーもしっかりしているし、大丈夫だろう」という風に考えないでください。ホテルやレストランのクラスには関係なく、一番大切な貴重品類は常に身につけているようにしてください。

ここまでやれば、準備段階としてはOK。現地入りした後、事故に遭わないようにとおどおどしていれば返って狙われてしまうものです。また、常に貴重品を気にかけていすぎれば、見たいのも見れなくなってしまいますからね。

準備をしっかり整えた後は堂々として旅行を最大限に楽しんでください。

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